男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会7日目の20日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)に6-7 (4-7), 6-4, 3-6のフルセットで敗れ2018年以来3年ぶり8度目の決勝進出とはならなかった。試合後の会見でジョコビッチは今シーズンを「素晴らしいシーズンだったことは間違いない」と総括した。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<>>メドベージェフvsズベレフ 1ポイント速報<<今季5度目のズベレフとの対戦となったこの日、ジョコビッチは試合を通して15本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得。総ブレーク数も1度ずつと互角の戦いとなったものの、2時間29分で敗れ、8月の東京オリンピック(日本/東京、ハード)準決勝以来 約3カ月ぶりにズベレフに屈して今季の対戦成績を3勝2敗とした。
2015年以来6年ぶり6度目のATPファイナルズ制覇を狙っていたジョコビッチだったが、今大会はベスト4で姿を消すこととなった。
それでも、今季は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でタイトルを獲得すると、3月には世界ランク1位の通算在位期間で
R・フェデラー(スイス)を抜き311週を達成(現在は347週)。その後も全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)などでトロフィーを掲げ、フェデラー、
R・ナダル(スペイン)と並ぶ史上最多タイの四大大会20勝目をあげた。
さらに、年末には
P・サンプラス(アメリカ)氏を抜き史上最多となる年間最終世界ランクで7度目となる1位を確定させるなど、記録を更新する1年となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「素晴らしいシーズンだったことは間違いない。多くの大会に出場したわけではないけど、それでも7度目となる1位で年末を迎えることができ、1位の在位記録を更新し、4つのグランドスラムのうち3つを制覇した。驚異的な1年だったよ。他の大会に出ればもっと良い成績を残せたかもしれない。でも、パリでのタイトル、そしてここでのベスト4と、全体的にはとても良いシーズンの終わり方だったよ」
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