男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会7日目の20日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 4-6, 6-3のフルセットで破り、2018年以来3年ぶり2度目の決勝進出を果たした。試合後には「僕はこの勝利に満足している」と語った。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<>>メドベージェフvsズベレフ 1ポイント速報<<Nitto ATPファイナルズは、年間の大会獲得ポイント「RACE TO TURIN」の上位8選手が出場するシーズン最後の大会。
この試合の第1セット、互いにブレークを奪うことができずにタイブレークに突入するも、2度のミニブレークに成功したズベレフが1時間1分で先行する。第1セットでズベレフはファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。ウィナーを14本決めるなど終始攻撃的なプレーを披露した。
第2セットでもズベレフは7本のサービスエースを決めるなど攻めの姿勢は崩さなかったものの、第9ゲームでこの試合両者を通じて初のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。このセットではジョコビッチに対してブレークチャンスを握ることができなかった。
迎えたファイナルセット、第4ゲームでブレークに成功したズベレフはその後もリードを保ち終盤へ。第7ゲームではブレークバックのチャンスを与えるもこれをしのぎ、2時間29分の熱戦を制した。
試合後のオンコートインタビューでズベレフは「毎回、ジョコビッチとは何時間もかけてプレーしているね」とコメント。
「今年、彼以外の人とコート上でより多くの時間を過ごしたことはないよ。僕はこの勝利に満足しているし、ここで決勝に進出できたこと、そして明日に向けて最高のチャンスを得られたことに満足している」
2018年以来2度目の大会制覇を狙う24歳のズベレフは決勝で第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)をストレートで下しての勝ち上がり。
ズベレフとメドベージェフは今大会、予選ラウンドロビン第2戦でも顔を合わせており、そのときは6-3,6-7 (3-7),7-6 (8-6)のフルセットでメドベージェフが勝利した。
ズベレフは決勝戦に向けて「グループステージのファイナルセットでは6-8で最後負けてしまった。次の試合も素晴らしいものになると思う。とにかく楽しみにしているよ。ここには最高の選手しかいない、この大会で勝つには多くのことが必要なんだ」と話した。
一方、敗れたジョコビッチは2015年以来6年ぶり6度目のATPファイナルズのタイトル獲得を目指していたが、決勝進出とはならなかった。
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11/14(日)~11/21(日)
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