男子テニスの２１歳以下最終戦 インテサ・サンパオロ・Next Gen ATPファイナルズ（イタリア/ミラノ、室内ハード）は１２日、準決勝が行われ、世界ランク３２位のＣ・アルカラス（スペイン）が同１１１位のＳ・バエス（アルゼンチン）を4-2, 4-1, 4-2のストレートで退け、決勝進出を決めた。

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Next Gen ATPファイナルズは２０１７年に新設され、２１歳以下の選手を対象に年間獲得ポイント「RACE TO MILAN」の上位８選手が出場する大会。

予選は４選手ずつ２グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位２名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。試合形式は大会独自のフォーマットで行われ、４ゲームで１セット、３セット先取のノーアドバンテージ（ゲームカウント3-3でタイブレーク）で競われる。

初顔合わせとなった１８歳アルカラスと２０歳バエスの一戦。同胞で世界ランク１３位のＤ・シュワルツマン（アルゼンチン）と同じく身長１７０cmと小柄なバエスは、今季ツアー１勝のアルカラスに対して粘り強いストロークで立ち向かうも、アルカラスは試合を通じて１度もサービスブレークを許さず。リターンゲームでは４度のブレークに成功し、１時間２分で勝利を手にした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのオンコートインタビューが掲載され、試合を振り返り、「彼（バエス）は素晴らしいレベルでプレーをしていて、今週はとても良かった。僕はいつも、厳しい局面ではアグレッシブに緊張せずにプレーをしなければならないと考えている」と語った。

勝利したアルカラスは決勝で、世界ランク３９位のＳ・コルダ（アメリカ）と対戦する。コルダは準決勝で同６３位のＢ・ナカシマ（アメリカ）を4-3(7-3), 2-4, 1-4, 4-2, 4-2のフルセットで破り、決勝へ進出している。

アルカラスは決勝に向けて「決勝戦は本当に厳しい戦いになるだろう」とコメント。

「セバスチャン（コルダ）は素晴らしいテニスをしているし、彼と初めて対戦するのはとても楽しみだよ。タイトルを獲得できれば素晴らしいことだけど、本当に良い相手と対戦することになるので、どうなるか見てみよう」

同決勝は日本時間の１４日午前５時（現地１３日２１時）より開始予定。

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