テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク56位の
錦織圭は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に7-6 (7-4),3-6,3-6,2-6の逆転で敗れ、2018年以来3年ぶり5度目のベスト16進出とはならなかった。また今回の敗戦で錦織はジョコビッチに対して17連敗となった。
>>錦織 圭 直筆サイングッズ当たるキャンペーン実施中<<>>ジョコら全米OP対戦表<<錦織の2勝17敗で迎えたこの日、序盤から激しいラリー戦になるも第3ゲームではジョコビッチがダブルフォルトを犯すなどミスを重ねた隙を突きブレークに成功。自身のサービスゲームではストローク戦を制しキープを続けるも、第8ゲームでドロップショットがネットにかかりブレークバックを許す。迎えたタイブレークでも一進一退となるが、ロブショットでジョコビッチの頭上を抜きミニブレークに成功した錦織が先行し、第1セットを1時間4分で先取した。
第2セットに入ってもストロークの打ち合いになるが、第3ゲームではネット際の攻防を落とした錦織がブレークを許しリードを奪われる展開に。直後の第4ゲームで錦織は5度のブレークチャンスを握るもジョコビッチのサービスを攻略できずに決め切れない。第6ゲームでも再びチャンスを得るがここでもサービスエースなどでしのがれ、チャンスをいかしきれずにセットカウント1-1と追いつかれた。
第3セット、徐々に主導権を握られた錦織は第4ゲームで先にブレークを許すと、その後もサーブ&ボレーを連続して決められるなどブレークチャンスを得ることができずに推移するも、第7ゲームでは強烈なパッシングショットを放つなどでブレークチャンスを獲得。最後はラリー戦を制しブレークバックに成功する。しかし、直後の第8ゲームではバックハンドなどのミスを重ね再びブレークされてセットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれる。
第4セットに入っても勢いの落ちないジョコビッチに対して疲れの見える錦織だったが、コートを広く使ったテニスを展開しサービスゲームのキープを続ける。しかし、第5ゲームでは鋭いバックハンドウィナーを決められるなどで先にブレークされ万事休す。その後もストロークの打ち合いで少しずつミスを増やした錦織は挽回することができずに力尽き、2014年の全米オープン準決勝以来 7年ぶりにジョコビッチを破ることはできなかった。
錦織は2014年の同大会で準優勝、2016・2018年には4強入りを果たすなど好成績を残している全米オープンだったが、今年は3回戦で姿を消すこととなった。
一方、2018年以来3年ぶり4度目の大会制覇と四大大会21度目のタイトルを狙っている世界ランク1位のジョコビッチは4回戦で、第21シードの
A・カラツェフと世界ランク99位の
J・ブルックスビー(アメリカ)のどちらかと対戦する。
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