男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク55位の
錦織圭が同59位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-4,6-7 (5-7),6-2のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
>>錦織らナショナル・バンクOP対戦表<<>>錦織vsフルカチュ 1ポイント速報<<この試合、右肩に不安を抱えサービスのスピードがなかなか上がらない錦織だったがストローク戦ではキツマノビッチを左右に振るなど主導権を握りサービスゲームのキープを続ける。リターンゲームでは5本のサービスエースを決められながらも、深い返球から流れを掴み最後はストロークの打ち合いを制して第5ゲームでブレークに成功。そのリードを守り切った錦織は、ブレークチャンスを与えることなく第1セットを先取した。
第2セット、第2ゲームでバックハンドのスライスミスなどにより先行を許した錦織はキツマノビッチの強烈なストロークを返し切れずこの試合初のブレークを奪われる。それでも錦織は直後の第3ゲームでキツマノビッチをストローク戦で走らせると、最後はネットに詰めてポイントを獲得しブレークバックに成功する。
迎えたタイブレークでは、角度のあるストロークを放つなど最後まで集中力を切らすことのなかった錦織だったが、最後はバックハンドがネットにかかりセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセットでは第1ゲームでブレークチャンスを与えるもこれをしのぐと、第2ゲームで深いリターンからネットポイントを獲得するなど3ゲームを連取。第5ゲームでは1度ブレークを返されるも、その後も鋭いフォアハンドウィナーを放つなどリードを最後まで守り切った錦織がフルセットの熱戦を制した。昨年9月のジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)1回戦では逆転負けを喫していたが、この日は勝利をおさめ通算成績を1勝1敗とした。
錦織は前週のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)で
A・ブブリク(カザフスタン)や
C・ノリー(イギリス)らを下しベスト4に進出。準決勝で
M・マクドナルド(アメリカ)に敗れたものの好調を維持している。
同大会で2016年に準優勝を飾っている錦織は2回戦で第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。シード勢は1回戦免除のため、フルカチュはこの試合が初戦となる。
また、日本勢では予選を勝ち抜いた世界ランク57位の
西岡良仁が出場。1回戦ではラッキールーザーで本戦入りした同52位の
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。
今大会の第1シードは
D・メドベージェフ、第2シードは
R・ナダル(スペイン)、第3シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第4シードは
A・ルブレフ、第5シードは
D・シャポバロフ(カナダ)、第6シードは
C・ルード(ノルウェー)、第8シードは
D・シュワルツマン(アルゼンチン)。
一方、敗れた21歳のキツマノビッチは大会初の初戦突破とはならなかった。
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