男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は16日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク44位の
F・クライノビッチ(セルビア)が第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を3-6,6-1,6-3の逆転で破り、ベスト4進出を果たした。
この試合、クライノビッチはチチパスから1度もブレークを奪うことができずに第1セットを落とす。しかし、第2セット以降はファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得しチチパスにブレークを許すことのないプレーを披露。リターンゲームでは4度のブレークに成功するなど圧倒し、2時間1分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはクライノビッチのコメントが掲載されている。
「彼(チチパス)のスタートはとても良く、アグレッシブだった。僕は自分の試合を見つけることができずサーブも良いものが入らず、彼に圧倒されていた。でも、第1セットの終わりには調子が上がってきてショットを決められるようになってきた。それが最終的に勝てる要因になった気がする。素晴らしい選手に勝ててうれしいよ」
クライノビッチは準決勝で世界ランク57位の
L・ジェレ(セルビア)と対戦する。ジェレは準々決勝で第3シードの
N・バシラシヴィリ(ジョージア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、世界ランク48位の
F・デルボニス(アルゼンチン)が4強入りを決めている。
一方、敗れてチチパスは昨年の同大会で準優勝を果たしていたが、今年は準々決勝で敗れ姿を消すこととなった。
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