テニス国際殿堂のインターナショナル・テニス・ホール・オブ・フェイムは14日、四大大会全てで優勝し、生涯グランドスラムを達成したS・フライ(アメリカ)が同月13日に死去したと発表した。94歳だった。
フライは1951年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でグランドスラム初制覇。決勝ではダブルスで頻繁にペアを組んでいた元世界ランク1位のD・ハート(アメリカ)をフルセットの末に破っていた。
1956年にはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で初タイトルを獲得。続く1957年に全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝し、当時で生涯グランドスラムを達成した3人目の選手となった。現在は10人。
ハートとM・コノリー(アメリカ)に続く歴代3人目の生涯グランドスラムを達成したフライは、1950年から1957年にかけて女子ダブルスでも四大大会全てでトロフィーを掲げる。さらに1956年にはミックスダブルスでも優勝し、ダブルスのみで合計13度の大会制覇を成し遂げた。
また、当時は選手がテニスの収入のみで生計を立てるのが困難だったため、1956年で28歳だったフライはピッツバーグの新聞社で事務員として働いていた。
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