男子テニスで世界ランク8位の
R・フェデラー(スイス)は14日、自身のSNSを通じて東京オリンピック(日本/東京、ハード)を欠場することを表明した。「残念ながら、芝シーズンの間で膝の負傷が再発してしまった。そのため、東京オリンピック欠場を受け入れなければならない」と投稿している。
11日に世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)の優勝で幕を閉じたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では準々決勝で第14シードの
H・フルカチュ(ポーランド)に敗れたフェデラー。「スイス代表として出場することは光栄であり、とても残念なことだ」と東京オリンピック欠場の悔しさを滲ませた。
2020年2月と6月に右膝を手術し、今年3月に復帰していたフェデラー。「今年の夏の終わりにツアーに復帰するために、すでにリハビリを始めている。スイスチームの(オリンピックでの)幸運を祈るとともに、遠くから応援している」と2008年の北京オリンピックでスイス選手団の旗手を務めた写真を添え、投稿を締めくくった。
8月8日に40歳となるフェデラーは、オリンピックに過去4度出場。初出場となった2000年シドニーオリンピックでは4位。続く2004年のアテネオリンピックでは2回戦敗退、2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)では準々決勝敗退となっている。
4度目の出場となった2012年のロンドンオリンピック(イギリス/ロンドン、芝)ではシングルス自身最高成績となる銀メダルを獲得。しかし、2016年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は左膝の負傷により欠場。四大大会男子最多タイとなる20勝を挙げているものの、オリンピックの金メダルは獲得できていない。
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