国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【GEEK通信】「2021ピュアドライブ6機種比べてみました」

ギーク通信
テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)
画像提供: ウインザー商事
テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

【YouTube】ラケット選びの極意Part3 メーカー別の特徴、ラケット・マイスター中居氏によるBEST5とは<ウインザー池袋店>

2021年モデルのピュアドライブ6機種をチェックしていきましょう。
いつものように、ダブルスの1試合ごとにラケットを替えながら、試打していきます。
楽なラケットから順番に打った結果がこちら
ピュアドライブ110(255g)負け
ピュアドライブ107(285g)勝ち
ピュアドライブライト(270g)負け
ピュアドライブチーム(285g)勝ち
ピュアドライブ(300g)勝ち
ピュアドライブツアー(315g)負け
負けた試合はほとんど自分の、イージーミスが原因です。



ピュアドライブ110
とにかく軽い!
現在使用中のプリンスエンブレム110とスペックはほぼ同じ(フェース面積110平方インチ、ウエイト255g)なんですが、バランスがまったく違います。
エンブレム110は、350mmに対して、ピュアドライブ110は330mmなんです。
スイングウエイトはエンブレムが280に対して、ピュアドライブはなんと見たことがない248と計測されました。
スイングウエイトは慣性モーメントですから、数字が大きい方がボールを飛ばす力も大きくなります。
小さくなると、飛ばす力も小さくなりますが、操作性能はよくなります。
シンガット16を50ポンドで、張ったのですが、「飛ばない」「弾かれる」「面がぶれる」などを感じほとんどいいところがありませんでした。
ストリングのテンションが強すぎでした。
当然のことながら、ミス連発で負けてしまいました。
よかったところは、スマッシュでした。
バック寄りに上がったロブを逆クロスに決めることが意外に簡単にでき、操作性能の良さのメリットを感じました。
このラケットのターゲットは、女性で非力なんだけど、ラケットはしっかりスイングする方です。
エクセル125を45ポンド以下で張ることをおすすめします。
本来軽量で、スイングウエイトも軽いラケットはジュニア向きですが、フェース面積110平方インチはこれから基礎を覚えるジュニアには向いていません。
ジュニアの方は、フェース面積100平方インチ255g 330mmのピュアドライブスーパーライトがおすすめです。

ピュアドライブ107 285gの107平方インチのモデルです。
ピュアドライブ110と姉妹品のような印象ですが、まったく違いました。
ノーマルのピュアドライブを大きくしたら、ピュアドライブ107になった感じです。
当然パワーがあり、ストロークの威力が凄いのですが、スピンもよくかかるので、深いボールを簡単にコントロールできるのです。
ストローク以上に際立っていたのが、ボレーです。
キレッキレッとはこのことです。
107平方インチある安心感から、スライス回転を多めにしてボレーを打つと、バウンド後に地面を這うようなボールになり、相手は取りづらそうでした。
107平方インチあると、リターンが楽ですね。前に出ながらリターンしてそのままネットについてボレーで決めるパターンが何度も決まりました。

ピュアドライブライト 270g、バランス330mmの軽量モデルです。
フェース100平方インチで、この重さだとやや打ち負けることが多くなります。
サービスゲームは、すぐにネットに出て行くので、軽さのメリットを感じてプレーでき、ボレー対ボレーでは反応がよく、スマッシュも簡単でした。
ただ、リターンになると芯に当たったときと、芯を外したときの差が大きく、簡単なミスが出てしまいました。
初中級の方で、力がなくスイングが安定していない方は、まず振り遅れなく気持ちよく振れるラケットを選ぶことをおすすめします。
ただし、フェース面積を大きくしてしまうと、誤魔化しが効いてしまうので、ピュアドライブライトの100平方インチ、270gが丁度いいのです。

ピュアドライブチーム(100平方インチ、285g)は、全てにおいて丁度いいスペックで何も文句の付ける所がありません。
15gの違いがラケットの性能を大きく変えるのです。
一般男子の標準が300gと言われていますが、ラケットの性能の進化として、30年で30gくらい軽くなっています。
男子の標準が285gになる日も近いのではないでしょうか。
ピュアドライブチームを打ってみてそれを強く感じました。
打ち負け感はまったくなく、逆にスイングスピードが速くなってボールスピードが増し、スピンの跳ね方も大きくなりました。

ピュアドライブ(100平方インチ、300g)は、正にモンスターラケットです。
自分は285gのチームの方が速く振れたので、チームが合っていたのですが、300gと 285gを同じスピードでスイングできるなら、素直に300gを使うべきです。スイングスピードが同じならば、重さが、重たい方が威力が出るからです。
スイングスピードを上げられない場面でも十分威力のあるボールが打てました。
あえてスイングスピードを上げずにコントロールしていく方は300gがいいかもしれません。

ピュアドライブツアー(100平方インチ、315g)はさすがに重た過ぎで、ラケットの持っているパワーをコントロールすることができず、ミスを連発してしまいました。
特にネットプレーでのミスが目を覆いました。
トッププロを見ても、ツアーを使っている人はいないようですし、ピュアドライブで十分なんですね。

今回ピュアドライブシリーズ6機種を比べてみてわかったことは、それぞれに良いところ悪いところがあり、テニスの経験年数や自分のプレースタイルに合う、合わないがあるということです。
ピュアドライブ(300g)を基準に、非力な方は軽く、大きくしていくことがベストなモデルに出会う方法です。
300g→285g→270g→255g
100平方インチ→107平方インチ→110平方インチ
きっといい出会いがあるはずです。

バボラ硬式ラケットはこちら>


[PR] 男子テニスATPツアー500 バルセロナ
4/19(月)~4/25(日)
男子テニスATPツアー250 エストリル
4/26(月)~5/2(日)
WOWOWオンデマンドで配信!


■放送&配信スケジュールはこちら>




■関連ニュース

・【GEEK通信】「ダンロップCX200ツアーはスライスだけで勝てるかも」
・【GEEK通信】「スピンがかかるとテニスが面白くなります。Vコア100、Vコア100Lどっちも良い。」
・【GEEK通信】「黄金スペックを変えてしまうかも、エンブレム110、120の完成度の高さにびっくり」

■おすすめコンテンツ

・テニススクール コンシェルジュ
・レンタルコート予約
・世界ランキング
(2021年4月24日12時44分)

その他のニュース

9月17日

ダニエル太郎 3年連続本戦入り (16時20分)

フォンセカ、フェデラーと緊張の初対面 (15時39分)

柚木武 元世界1位と複出場へ (14時44分)

エナン、日本開催Jr大会アンバサダーに (13時47分)

ジョコ 異競技の“超人”を称賛 (11時14分)

差別騒動の米選手 立場逆転で非難殺到 (9時34分)

40歳ワウリンカ 17歳新星に貫禄勝ち (8時15分)

9月16日

ダニエル太郎 シード撃破し本戦王手 (18時40分)

坂本怜 元世界16位に屈し予選敗退 (18時23分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎・坂本怜 予選1回戦 (14時00分)

大坂なおみ 3大会連続出場へ (13時49分)

全仏OP4強の22歳 ハードで初白星 (12時27分)

19歳大活躍 チチパスら撃破 (10時50分)

加藤未唯 今季20度目の初戦敗退 (8時06分)

9月15日

ルードが父に、婚約者の妊娠発表 (15時47分)

大坂なおみら 日本勢最新世界ランク (14時53分)

錦織圭ら 日本勢最新世界ランク (13時53分)

40歳ワウリンカ 最年長Vならず (12時14分)

デ杯 ファイナル進出国が決定 (10時51分)

17歳 今季最年少V達成 (9時21分)

烈火のごとき19歳 快進撃でツアー初V (8時18分)

9月14日

岡村恭香 勝利目前からまさかの敗退 (17時04分)

徳田廉大が国際大会15度目V (15時33分)

上杉海斗/渡邉聖太ペア 準優勝 (14時45分)

17歳 WTA500で決勝へ (13時28分)

珍サーブで奇襲「見たことない」 (12時05分)

急成長23歳 ツアー初の決勝進出 (10時19分)

痙攣で倒れ込むも世界8位撃破の金星 (9時16分)

ワウリンカ 40歳で2度目の決勝進出 (8時10分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!