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ナダル完勝も「少し気の毒」

ラファエル・ナダル
ベスト8進出を果たしたナダル
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス3回戦が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が第14シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-1,6-1のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。試合後にはディミトロフが歯の痛みに苦しんでいたことに触れ「少し気の毒に思っている」と語った。

>>ナダルらモンテカルロ対戦表<<

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15度目の対戦となったこの試合、序盤からミスを連発するディミトロフを攻め立てたナダルは、ブレークチャンスを与えることなくわずか55分で完勝し、通算成績を14勝1敗とした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはナダルの試合後のコメントが掲載された。

敗北後の会見で数日間歯の痛みに耐えながら生活していたことをディミトロフが明かしたことについては「僕はそれを知らなかった。今はあの試合のことがもう少し理解できるようになったよ。彼の幸せを願っている。良い友人だからね。彼は僕に言わなかったんだ。それが彼の人の良さを表していると思う。早く状況が良くなることを願っているよ」と語った。

「グリゴール(ディミトロフ)は、いつもよりずっと多くミスしていた。僕たちは素晴らしい戦いをしてきたけど、今日はその中のひとつにはならないのは事実だ。少し気の毒に思っている。僕は自分のことをした。でも、それだけ。ただ1ポイントごとにできるだけ良いプレーをすることに集中していただけだよ」

2018年以来3年ぶり12度目のモンテカルロ・マスターズ制覇を狙うナダルは、準々決勝で第6シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは第9シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)をフルセットで下しての勝ち上がり。

「僕は、コート上で何が起こるかわからないからこそいつも集中している。たとえ立ったときに『よし、いい感じだ』と思っても、試合や相手、大会に対しては常に敬意を払っているよ。でも、その良い気持ち自体は失わないよう集中している。『今日は調子がいいから、うまくいくだろう』ということではない。そこの違いは大事だ」

同日には第4シードのS・チチパス(ギリシャ)、第11シードのD・ゴファン(ベルギー)、第15シードのF・フォニーニ(イタリア)らが8強へ駒を進めたが、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク33位のD・エヴァンス(イギリス)にストレートで敗れ姿を消した。

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