男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は16日、グループ・東京1970の予選ラウンドロビン第1戦が行われ、第4シードのD・メドヴェデフが第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 6-4のストレートで下し、2度目の大会出場で初勝利をあげた。
>>ATPファイナルズ組み合わせ表<<11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)決勝以来の再戦となったこの試合、メドヴェデフは6本のダブルフォルトを犯すなど安定感に欠くズベレフを攻め立て第1セットを先取した。第2セットではメドヴェデフが第7ゲームでブレークに成功。直後の第8ゲーム、30-30の場面ではアンダーサーブを披露し得点を獲得するなど主導権を握り続け、1時間29分でロレックス・パリ・マスターズに続き勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには大会初勝利をあげたメドヴェデフのコメントが掲載されている。
「自信が鍵になるのは確かだ。マスターズ1000で優勝したことは常に大きな自信に繋がる。僕は良いプレーができると分かっていた。最初の方はお互いに少し疲れていて、ぶれた部分があった。その中でも信じられないような良いプレーがあったよ。正直言って、この試合の激しさは僕のキャリアの中でも最も激しい試合だったと言える」
「トップ10の相手と大会の初戦で対戦するときは、常に自分の場を作ってそこにいなければならない。実際、今日はそれができた。自分のパフォーマンスに満足しているよ」
また、第2セットの途中でアンダーサーブを披露したことについては「彼(ズベレフ)へのリスペクトを失いたくなかった。だから40-0とか有利な場面ではなく競った勝負のときにやったんだ。今日はサービスがうまくいくときは少なかったし、彼のリターンも良かった。そして彼はベースラインからかなり後ろにいたんだ。『よし狙おう』と思ったよ。ポイントを取るための動きだったね」と話した。
24歳のメドヴェデフはグループ・東京1970の予選ラウンドロビン第2戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは第1戦で第8シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)をストレートで破り、初戦を勝利している。
一方、敗れたズベレフは第2戦でシュワルツマンと顔を合わせる。
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ東京1970】N・ジョコビッチ 1勝0敗
D・メドヴェデフ 1勝0敗
A・ズベレフ 0勝1敗
D・シュワルツマン 0勝1敗
【グループロンドン2020】R・ナダル(スペイン) 1勝0敗
D・ティーム(オーストリア) 1勝0敗
S・チチパス(ギリシャ) 0勝1敗
A・ルブレフ(ロシア) 0勝1敗
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