テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク72位の
日比野菜緒が同119位のM・コスチュク(ウクライナ)を6-4, 6-0のストレートで破り、大会初勝利をあげた。会見では「精神的に落ち着いてできたと思います」と振り返った。
>>錦織vsトラヴァグリア 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<前週のストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTAインターナショナル)で
S・スティーブンス(アメリカ)や
J・オスタペンコ(ラトビア)らを下して4強入りしていた日比野はこの日も好調で、予選から勝ち上がってきたコスチュクをわずか58分で振り切った。
「今日も『チャンスがあれば前にいこう』と先週から積み重ねてきたものがあった。少しずつ自信を持って前にいったり、バリエーションが増えた。自信をもってプレーできています」
新型コロナウイルスの影響でツアーが中断したことにより、日比野はツアーに出場できることへの感謝の気持ちを明かした。
「コロナのパンデミックを経て、当たり前のことが当たり前ではないということに感謝できるようになりました。今までと全然違った景色に見えていた。テニスができること、ツアーにいられること、大会に出られることに感謝できていることが、試合中の精神的な安定につながっていると思っています」
2回戦では、第30シードの
O・ジャバー(チュニジア)と世界ランク77位の
Z・ディアス(カザフスタン)の勝者と対戦する。
その他の日本勢では、世界ランク81位の
土居美咲が第13シードの
P・マルティッチ(クロアチア)との初戦に臨む。
今年の全仏オープンは新型コロナウイルスの影響で開催時期が5月から9月へ延期。さらに観客動員数が1,000人に削減、使用球の変更、予選は無観客で開催、定期的なPCR検査を受けるなど、これまでとは異なる状況で行われている。
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