10月13日から19日に第一生命相娯園テニスコートで男女シングルスの優勝者には2026年の全仏オープンジュニア・本戦ワイルドカードが授与される「ローランギャロス・ジュニア・シリーズ by ルノー」のアジアシリーズが2年連続日本で開催される。16日には女子テニスで元世界ランク1位の
J・エナン(ベルギー)が本大会の公式アンバサダーに就任することが発表された。
本大会はフランステニス連盟(FFT)がアジアテニス連盟(ATF)、日本テニス協会(JTA)と協力して開催。アジア各国から選ばれた16歳以下の有望選手32名が集い、屋外型レッドクレーコートで熱戦を繰り広げる。
16日には大会アンバサダーに元世界ランク1位のエナンが就任すると発表された。エナンは、全仏オープンジュニアを目指す子どもたちのチャンスと経験の場を提供するサポートをはじめ、大会期間中はワークショップや選手へのアドバイスを行い、14日にはプルマン東京田町での開会式にも参加する予定だ。
現在43歳のエナンは四大大会通算7勝(全仏オープン4勝)を誇り、世界ランキング1位に通算117週間在位した選手で、2016年に国際テニス殿堂入りを果たしている。ショットの正確さと粘り強さ、そして象徴的な片手バックハンドで知られ、現在もベルギーで「ジャスティン・エナン・アカデミー」を主宰し、ジュニア育成に力を注いでいる。
【大会アンバサダー エナンからのコメント】
「日本で開催される『ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー』アジア大会のアンバサダーに就任でき、大変光栄です。ローランギャロスは私のキャリアにおいて、決定的な瞬間を数多くもたらしてくれた大会であり、その経験をアジアの優れたジュニア選手たちと分かち合えることを嬉しく思いま
す。テニス界の多様性を育む FFT の取り組みを全面的に支持し、東京で次世代を支援できることを心から楽しみにしています。ベルギーの私のアカデミーでは、適切な指導とチャンスを与えることによって、若い選手が夢を抱き、その実現に向けてたゆまぬ努力を重ねる姿を日々目の当たりにしていま
す」
さらに、日本テニス界を代表する
松岡修造氏も今年の大会に参加。13日のエキシビション、14日の開会式に登壇し、次世代を担うジュニア選手たちを激励する予定だ。
【松岡修造のコメント】
「『ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー』が再び日本で開催されることに、心から感謝しています。現役を退いてから約 30年、僕は日本のジュニア強化に携わってきました。その中で最も大切だと考えているのは、“世界を感じられるかどうか”です。昨年の大会では、日本にいながら全仏オープ
ンを体感できる雰囲気がありました。海外スタッフによる運営や、レッドクレー(赤土)の世界観など、まさにすべてが“ローランギャロス”。その環境が、戦う選手たちに大きな刺激を与えてくれました。幸いにも昨年は、日本人選手が全仏ジュニア本戦出場のチャンスをつかむことができ、日本テニス協会にとっても選手にとっても、これ以上ない経験となりました。この大会は、アジアテニスの強化プロジェクトの一環です。この貴重な機会を通じて、アジアの選手、そして日本の選手・関係者の皆さんにも、“ローランギャロス”の世界観を少しでも感じ取ってほしいと願っています」
なお、男女優勝者には、2026年の全仏オープンジュニア本戦出場権に加え、エナン・アカデミーでの事前トレーニングに招待され、エナン本人による特別コーチングを受ける権利が与えられる。
[PR]9/18~ ビリー・ジーン・キングカップをU-NEXTで独占ライブ配信>>視聴はこちらから
■関連ニュース
・四大大会6勝目で世界1位返り咲き・小田 凱人 生涯ゴールデンスラム達成・大坂 なおみ 全米OP4強でTOP15復帰■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング