男子テニスの国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ(スペイン/マドリッド、室内ハード)は22日に決勝トーナメントの準々決勝が行われ、セルビアはロシアに1勝2敗で敗れて惜しくもベスト4進出とはならなかった。
勝敗がかかったダブルスで
N・ジョコビッチ(セルビア)/
V・トロイキ(セルビア)組は、ファイナルセットのタイブレークでマッチポイントを握ったがチャンスをものにできず、セルビアの敗退が決まった。
試合後、トロイキは「これまでの人生で最悪の気分。こんな瞬間はテニス人生で経験したことがない。チームを落胆させてしまったし、チームメイトに謝りたい」と語った。
「タイブレークでもリードしていた。試合を終わらせるチャンスがあった。それができなかった。大切な場面でミスをしてしまった」
「神がデビスカップの勝敗を分ける最後の試合で、勝利のヒーローになるチャンスを1度与えてくれた。今、神はそれを奪っていった。自分自身に落胆している。本当につらい試合。最終的に1ポイントの差で勝敗が決まった。本当に本当に自分には落胆している」
また、チームメイトの
J・ティプサレビッチ(セルビア)は「何人かが僕に謝ってきた。そんな謝罪は受け入れない。なぜなら、ここまでの20年間で誰1人として僕を落胆させたものはいなかったから」と述べた。
一方、勝利したロシアは準決勝でカナダと対戦する。カナダは準々決勝でオーストラリアを2勝1敗で下しての勝ち上がり。
22日に行われたセルビアvsロシアの結果は以下の通り。
シングルス1:
F・クライノビッチ(セルビア) 1-6, 2-6
A・ルブレフ(ロシア)シングルス2:N・ジョコビッチ 6-3, 6-3
K・ハチャノフ(ロシア)ダブルス:N・ジョコビッチ/ V・トロイキ 4-6, 6-4, 6-7 (8-10) A・ルブレフ/ K・ハチャノフ
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