テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は４日、男子シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）が第７シードの錦織圭を6-1, 6-1, 6-3のストレートで破り、３年連続１２度目のベスト４進出を果たした。準決勝では、第３シードのＲ・フェデラー（スイス）と対戦する。

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この日、雨による悪天候の影響で一時中断したが、集中を維持したナダルが錦織を１時間５１分で振り切った。

試合後の会見では「準決勝へ進出できたことが１番。ここまでのプレーは前向きに考えられる。とてもいいプレーができた。安定したプレーができている。タフなトップ選手たちといい試合をして勝てている」と手応えを得ている。

フェデラーとの準決勝について問われたナダルは「お互いのテニス人生で大切な瞬間を対戦して共有してきた。再びそのような舞台を迎えられて、とてもうれしい。特別な瞬間になるだろうし、それに向けてしっかり準備したい」と意気込みを見せている。

ナダルはフェデラーに２３勝１５敗と勝ち越しており、今回が３９度目の顔合わせ。

フェデラーと同様に１セットしか落とさずに４強へ駒を進めているナダルは「同じ試合は２度とない。全ての試合が違う。なぜなら、お互い色々なことをトライしているから。どうなるかはやってみなければ分からない。彼（フェデラー）の攻撃的なプレー、ネットへ出てくることを想定している」と気を引き締めた。

「彼にいい状態でプレーさせないために、僕は強いボールを打たなければいけない。難しいポジションから彼にプレーさせる必要がある。そうすれば、彼のネットプレーなどの攻撃的なテニスのチャンスを減らせるはず」

「試合が終わるまで、いいプレーが必要。いいテニスができて、フォアハンドからもバックハンドからもいいプレーができたら、彼を苦戦させられるのではと願っている。もしそれができなければ、自分が苦戦するだろう」

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