フェレール「全力で楽しむ」

初戦突破を果たしたダビド・フェレール

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）は７日、シングルス１回戦が行われ、世界ランク１４４位のＤ・フェレール（スペイン）が同２１位のＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで破り、初戦突破を果たした。

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男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフェレールのコメントが掲載されており「今週が僕にとって最後だから、本当に特別な勝利だった。ロベルト（バウティスタ=アグ）のような友人からの、とても大きな勝利だ。僕らは仲がいいから、このような状況でプレーするのは彼にとって簡単ではなかったはず。少しかわいそうだけど、僕もできるだけ長く、最後までプロとして戦いたいんだ」と語った。

バウティスタ＝アグは「感情的でタフな試合だった。僕らはコートの中でも外でも多くの時間を共に過ごし、素晴らしい友情でつながっている。彼（フェレール）はファイターで、どんなボールも最後まであきらめない。ベストを尽くしてほしいし、最後まで戦い抜いてほしいと強く願うよ」とエールをおくった。

キャリア通算２７勝を誇る元世界ランク３位のフェレールは、ムチュア・マドリッド・オープンを最後に現役を引退する。

２回戦では、２連覇を狙う第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）と対戦する。ズベレフは１回戦免除のため、２回戦からの登場。

フェレールは「難しい試合を控えているけど、考えないようにしている。この瞬間と、家族と一緒にセンターコートでプレーできることを全力で楽しむようにしている。明日の試合でも得られる感覚１つ１つを楽しむよ」と意気込んだ。

同日に行われた１回戦では、第１０シードのＦ・フォニーニ（イタリア）、世界ランク２５位のＤ・シュワルツマン（アルゼンチン）、同３４位のＳ・ワウリンカ（スイス）らが初戦を突破。第１２シードのＤ・メドヴェデフ（ロシア）、第１３シードのＢ・チョリッチ（クロアチア）、第１６シードのＭ・チェッキナート（イタリア）は初戦で姿を消した。

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