男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス決勝が行われ、第10シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードの
R・フェデラー(スイス)を6-4, 6-4のストレートで下して大会初優勝を果たし、史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成、前人未到の偉業を成し遂げた。
>>W&Sオープン対戦表<<決勝戦、ジョコビッチは第7ゲームでダブルフォルトなどのミスを犯すフェデラーからブレークに成功すると、その後も安定した戦いで主導権を握り第1セットを先取。第2セットはゲームカウント0-2とリードを許したが、パッシングショットを決めるなどでフェデラーのサービスゲームを2度ブレークして勝利し、今季2勝目、キャリア通算70勝目、「ATPマスターズ1000」で31勝目をあげた。
両者は今回が46度目の対戦で、ジョコビッチは24勝22敗とリードを広げた。
ジョコビッチはW&Sオープンで過去5度決勝へ進出していたが、いずれも準優勝だった。
今年1月に右肘のけがから復帰した元世界ランク1位のジョコビッチは、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制して完全復活を遂げた。
一方、敗れたフェデラーは2015年以来3年ぶり8度目の優勝とはならなかった。今年は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を含む3大会で優勝している。
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