テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第7シードの
D・ティーム(オーストリア)に4-6, 2-6, 1-6のストレートで敗れ、四大大会初のベスト4進出とはならなかった。
>>全仏OP対戦表<<2回戦から3試合連続でフルセットの戦いを勝ち抜いたズベレフだったが、この日は左足が万全な状態ではなく第2セットから失速し、1時間50分で力尽きた。
試合後の会見で、21歳のズベレフは「この大会を終えてからMRIを撮る。ほとんどの場合、筋肉のけがや肉離れのような時は、MRIでは数日しなければ分からない。だから地元へ帰って、安静にしてどうなるかを見てみたい」と述べた。
「でも、今日はとてもいい状態だと感じていた。朝目覚めたら全く問題なく、また5セットを戦えるくらいだと感じていた。こんなことも起きてしまうものだと実感した。コートに立ってボールもこれまでにないくらいよく打てていた。ウォーミングアップからそう感じていたし、この大会でもここまでボールを打てる感触はなかった。今日の試合はタフなものになるとは予測していたけど、残念ながら体がそこまでもたなかった」
落ち込んだ様子でコメントしていたズベレフだったが、ある記者からの質問で会見場の空気は一変。
その記者はイングランドのヨークシャーなまりからの英語で、毎回ズベレフに質問していた。
ズベレフは「2回戦の後、記者会見が好きだった。それはとても印象的だった。今、あなただけが僕を笑顔にさせてくれる」と笑顔を見せた。
「あなたはCNNで仕事をした方がいいと思う。ウィンブルドンか何かで。きっと、すぐに雇ってくれるはず。だから心配はいらない。またすぐ会えるはず」
一方、勝利したテイームは準決勝で世界ランク72位の
M・チェッキナート(イタリア)と対戦する。チェッキナートは準々決勝で第20シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り、四大大会初のベスト4進出を果たしている。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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