テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会初日の27日、男子シングルス1回戦が行われ、第19シードの
錦織圭が世界ランク304位のM・ジャンヴィエ(フランス)を7-6 (7-0), 6-4, 6-3のストレートで下して4年連続7度目の初戦突破を果たし、四大大会復帰戦を白星で飾った。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>錦織2回戦 1ポイント速報<<この日、錦織は強打で押し切るジャンヴィエに苦戦。第1セットはタイブレークの末に先取すると、第2・第3セットは主導権を握り、2時間19分で勝利した。この試合で錦織は10度のブレークチャンスを握られたが、1度もブレークを許さなかった。
試合後の会見で「あれだけのリターンを打たれてブレークされなかったのは大きな収穫。攻められ続けてはいましたけど、他の部分で補っていた。大事なポイントで集中していいプレーをすることができた」と手応えを得た錦織は、昨年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約10カ月ぶりに四大大会での勝利をあげた。
「緊張しました。久しぶりのグランドスラムなので。これだけ結果(モンテカルロの準優勝など)が出ていると、結果を残したいと思う。3セット目くらいで『楽しまないと』と思い出した。気持ちが軽くなったりしました。楽しむ気持ちは忘れないようにしたいです」
今年1月に手首のけがから復帰した錦織は、今大会が復帰後初の5セットマッチ。開幕前には「心配なのは、5セットが久しぶり。5セットが2日連続で続いてしまったり、長い試合も多くなる。手首や体が、それ(5セットマッチ)に耐えられるか」とコメントしていたが、ジャンヴィエにストレート勝ちをおさめ、現地28・29日の2日間が空くことが決まり、体力面でアドバンテージとなる。
「今日は、朝からむちゃくちゃ眠かったです。本当は9時間くらい寝たいです。2日あるので、ちょっと変な感じはします。軽めに2日は調整する」
2回戦では、
B・ペール(フランス)と
R・カルバレス バエナ(スペイン)の勝者と対戦する。錦織は「ペールが勝てばタフな試合にはなる」と警戒している。
同日の1回戦では日本勢で
西岡良仁が第30シードの
F・ベルダスコ(スペイン)に挑んだが、7-6 (7-4), 4-6, 3-6, 7-6 (7-3), 5-7のフルセットで敗れ、惜しくも大会初勝利とはならなかった。
杉田祐一は現地28日に行われる1回戦で
H・セバリョス(アルゼンチン)と対戦する。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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