男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は大会6日目の17日、グループ・ピート サンプラスのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が繰り上がり出場の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を6-1, 6-1のストレートで下し、3戦全勝で準決勝進出を果たした。
>>ATP最終戦 組み合わせ表<<>>ディミトロフvsソック 1ポイント速報<<>>フェデラーvsゴファン 1ポイント速報<<この試合、圧巻の攻めで序盤から試合の主導権を握ったディミトロフが2度のブレークに成功して第1セットを先取する。続く第2セットも依然として勢いに乗るディミトロフが第1ゲームでブレーク。その後もカレノ=ブスタに付け入る隙を与えず、圧勝で4強入りを果たした。
ディミトロフは今季、マスターズ初優勝を飾ったW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)など3大会でタイトルを獲得し、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では4強入りを果たした。ATPファイナルズは今回が初の出場。
予選ラウンドロビンでは、第4シードの
D・ティーム(オーストリア)と第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)にそれぞれ勝利して準決勝進出を決めており、今回で3連勝とした。
18日の準決勝では、第8シードの
J・ソック(アメリカ)と対戦する。
一方、敗れたカレノ=ブスタは、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が膝の負傷で棄権したことにより、繰り上がりでATPファイナルズに初出場。予選ラウンドロビン初戦では、ティームにフルセットで敗れていた。
グループ・ピート サンプラスからはディミトロフとゴファンが準決勝進出となった。
今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する
【グループ・ピート サンプラス】(1)R・ナダル 0勝1敗
(4)D・ティーム 1勝2敗
(6)G・ディミトロフ 3勝0敗
(7)D・ゴファン 2勝1敗
(補)P・カレノ=ブスタ 0勝2敗
【グループ・ボリス ベッカー】(2)
R・フェデラー(スイス) 3勝0敗
(3)
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝2敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝3敗
(8)J・ソック 2勝1敗


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