男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は15日、グループ・ピート サンプラスのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)に6-0, 6-2のストレートで勝利し、大会初の準決勝進出を果たした。
>>ATP最終戦 組み合わせ表<<>>ティームvsカレノ=ブスタ 1ポイント速報<<第1セット、逆クロスへのフォアハンドウィナーなどでポイントを連取したディミトロフが第2ゲームでブレークに成功。強力なストロークでゴファンに1ゲームも与えず、このセットを先取する。
続く第2セットもミスが目立つゴファンから第2ゲームでブレークに成功したディミトロフが完全に主導権を握り、ストレート勝ちをおさめた。
ディミトロフは今季、マスターズ初優勝を飾ったW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)など3大会でタイトルを獲得し、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト4へ進出。ATPファイナルズは今回が初出場となる。
予選ラウンドロビン第1試合では、第4シードの
D・ティーム(オーストリア)に6-3, 5-7, 7-5のフルセットで勝利しており、今回で2連勝とした。
一方、敗れたゴファンはATPファイナルズに2年連続の出場。昨年は補欠で現地入りし、予選ラウンドロビンで
G・モンフィス(フランス)が怪我により棄権したため、
N・ジョコビッチ(セルビア)との1試合のみを戦った。今大会の第1試合では、第1シードの
R・ナダル(スペイン)を7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで下しており、1勝1敗となった。
今大会、ナダルは膝の負傷を理由に棄権しており、補欠の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)が繰り上がりで出場している。
同日にはティームとカレノ=ブスタのシングルス予選ラウンドロビンも行われる。
今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する
【グループ・ピート サンプラス】(1)R・ナダル 棄権 0勝1敗
(4)D・ティーム 0勝1敗
(6)G・ディミトロフ 2勝0敗
(7)D・ゴファン 1勝1敗
(補)P・カレノ=ブスタ
【グループ・ボリス ベッカー】(2)
R・フェデラー(スイス) 2勝0敗
(3)
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝1敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝2敗
(8)
J・ソック(アメリカ) 1勝1敗


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