11月12日から行われる男子テニスツアー最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)に出場する選ばれし8選手が出揃い、シーズンを締めくくる世界最高峰の大会の開幕を待つのみとなった。
2017年、Nitto ATPファイナルズの出場権を獲得したのは
R・ナダル(スペイン)、
R・フェデラー(スイス)、
A・ズベレフ(ドイツ)、
D・ティーム(オーストリア)、
M・チリッチ(クロアチア)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
D・ゴファン(ベルギー)、
J・ソック(アメリカ)の8選手。
今年は初出場者が4選手と、次世代を担う新たな顔ぶれが集結している。
「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)1位通過のナダルは、今回2年ぶり8度目の出場。2010・2013年に決勝進出を果たすも準優勝に終わっており、未だタイトル獲得には至っていない。
31歳のナダルは今年、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む6大会で優勝。先週のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)では膝の負傷により準々決勝を棄権していた。
36歳のフェデラーは、ATPファイナルズに2年ぶり15度目の出場で、2003・2004・2006・2007・2010・2011年の6度タイトルを獲得。昨年は膝の怪我によりシーズン途中でリタイヤしたため、2002年から続いていた連続出場記録は15でストップしていた。
今年は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む7大会でタイトルを獲得している。
2年連続の出場権獲得となった24歳のティームは、昨年は予選ラウンドロビンで1勝をあげるも準決勝進出とはならなかった。今年はリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)で優勝、全仏オープンでは2年連続のベスト4進出を果たした。
29歳のチリッチは2年連続3度目の出場で、これまでは予選ラウンドロビンを突破出来ていない。今シーズンはTEB BNPパリバ・イスタンブール・オープン(トルコ/イスタンブール、レッドクレー、ATP250)で優勝。ウィンブルドンでは、自身2度目のグランドスラム決勝進出を果たし、フェデラーに敗れるも準優勝を飾った。
「挑戦者」として初出場となったのは26歳のディミトロフとゴファン、25歳のソック、20歳のズベレフの4選手。
世界ランク9位のソックは、先週のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)でATP1000初優勝を飾り、大逆転で今回初の最終戦出場枠を獲得した。
世界トップ選手たちが真の頂点を手にするべく、今年最後の熱き戦いが幕を開ける。
Nitto ATPファイナルズの模様は、スポナビライブでシングルス・ダブルスの全日程を配信予定。
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