男子テニスで世界ランク40位の
杉田祐一は3日、自身のブログで「一時的にテニスから離れなければなりません。少しの休養を挟み、背中にできた腫瘍の摘出手術を受けることになりました」と明かした。
>>フェデラーら ATPファイナルズ対戦表<<「シーズン終了」とタイトルで綴った杉田は今季、7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本男子史上3人目のツアー優勝を達成し、9月の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)では8強入り。大会後の世界ランキングでは
錦織圭に次ぐ日本男子史上2人目の30位台へ浮上するなど、飛躍の1年を送った。
杉田は「素晴らしいシーズンとなりました。20年以上やってきたこの道のトップに触れるところまで来ているということに、多くの感情が込み上げて来ています。」
「今思うことは、もし私が日本人ではなかったら今こうしてツアーで活躍することはなかったと思っています。多くの暖かい方々に信じてもらえたことが、今の自分を作り上げてくれました」と今季を振り返った。
続けて、手術については「残念な事は、とても思い入れのあるダンロップチャレンジャーが今年で最後ということで、是非とも出場したかったのですが、この時期に手術を行わなければ、年始のスタートに間に合わなくなってしまうため、出場することができません」と杉田。
13日開幕のダンロップ・スリクソン・ワールドチャレンジ(日本/愛知県豊田市、カーペット)を欠場し、治療へ専念する予定。
最後に「強くなってまたコートに戻ってきたいと思っています」と、来年へ更なる意気込みを綴った。
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