男子テニスの上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク36位の
杉田祐一は第10シードの
S・クエリー(アメリカ)に3-6,2-6のストレートで敗れ、大会初の2回戦進出とはならなかった。
>>杉田ら上海マスターズ対戦表<<この試合、序盤からクエリーの強力なサービスに苦しんだ杉田は、第6ゲームで先にブレークを許す。果敢に攻めた杉田だったが、ポイントを先行することが出来ず、第1セットを落とす。
第2セット、杉田は第1ゲームでまたも先にブレークを許す。その後もネットプレーなど多彩な攻めを展開するクエリーから試合の主導権を奪えず、ストレートで敗れた。
29歳の杉田は今季、アンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本男子史上3人目となるツアータイトルを獲得。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で初戦突破を果たすと、国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本vsブラジル(日本/大阪、靱テニスセンター)ではシングルスで2勝をあげ、日本の勝利に大きく貢献した。
前週の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)では、ベスト8に進出。大会後に発表された世界ランキングで自己最高の36位を記録し、
錦織圭に次ぐ日本男子史上2人目の30位台へ浮上した。
一方、勝利した世界ランク17位のクエリーは2回戦で、予選勝者の
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは、1回戦で世界ランク38位の
B・ペール(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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