国際テニス連盟のITFは4日、4月に受けたドーピング検査でコカインの陽性反応が出ていた世界ランク108位の
D・エヴァンス(英国)に対して、テニス反ドーピング・プログラムに違反したことから1年間の出場停止処分が下されたと公式サイトで明かした。
>>内山vsチリッチ 1ポイント速報<<>>杉田ら楽天オープン対戦表<<27歳のエヴァンスは、バルセロナ・オープン(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に出場していた4月24日にドーピング検査を受け、提出した尿サンプルをカナダのモントリオールにある研究所で解析した結果、コカインの陽性反応とその代謝物が検出された。
6月16日にその事実が告げられ、即座に暫定的な公式戦への出場禁止が科されていた。エヴァンスはすぐにその事実を認め、どうして体内にコカインが入ったかも、誤ったものではなく故意に行ったものだと確認されていた。
エヴァンスは今回初めてドーピング違反を犯し、この処分は尿サンプルが提出された2017年4月24日から開始されるため、2018年4月23日に処分が明ける。
そのため、バルセロナ・オープンを含む、それ以降にエヴァンスが獲得したランキング・ポイントは全て無効となり、獲得した賞金も全て没収される。
テニス反ドーピング・プログラムは、グランドスラムをはじめ、国際テニス連盟(ITF)、男子プロテニス協会(ATP)、女子プロテニス協会(WTA)が管轄する大会へ出場する全ての選手に適応される。世界反ドーピング機構が禁止している物質に陽性反応が出た選手は、反ドーピング・ルールに違反したとして、テニス反ドーピング・プログラムに従って処分が下される。
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