テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、昨年覇者で第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)は世界ランク45位の
大坂なおみに3-6, 1-6の完敗を喫し、初戦で姿を消した。試合後の会見では「彼女(大坂)は、とても攻撃的な選手。サービスも良く、出だしから素晴らしいプレーだった」と脱帽した。
>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<>>大坂ら全米OP対戦表<<この日、元世界ランク1位のケルバーは序盤から大坂の強打に苦しみ、1時間5分で1回戦敗退。昨年の全米オープンで四大大会2勝目をあげたセンターコートの大舞台で、今年は初戦で力尽きた。
「今日は自分の日ではなかった。望んでいた結果ではないし、悲しい。何とか逆転できると信じていた。自分にとってベストな日ではなかった」と落胆の表情を見せた。
才能溢れる19歳の大坂については「彼女はまだ若いし、素晴らしい将来があるのは確かなこと。彼女は何も失うものがなかった。大切な場面で最高のプレーをしていた。ハードヒットをしてくるし、ビッグサーブもある。最初から最後まで素晴らしいテニスをしていた」と絶賛した。
昨年の輝かしい成績とは対照的に、今年は無冠のシーズンを送っている29歳のケルバーは「昨年はスタートから良いプレーができていたけど、今年は苦しんでいた。でも自分は強いと分かっているし、絶対にもっと強くなって帰ってくる。ここが終わりではない。早く今日の試合は忘れて、また前を向きたい」と意気込んだ。
一方、勝利した大坂は2回戦で、世界ランク90位の
D・アレルトバ(チェコ共和国)と予選勝者の
R・ピーターソン(スウェーデン)のどちらかと対戦する。
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