男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス決勝戦が行われ、第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が世界ランク23位の
N・キリオス(オーストラリア)を6-3, 7-5のストレートで破り、マスターズ初優勝を飾った。
>>杉田らウィンストンOP対戦表<<>>杉田 初戦1ポイント速報<<決勝戦、互いにブレークチャンスをしのいでキープを続ける接戦となったが、キリオスのバックハンドにボールを集めてミスを誘ったディミトロフが第6ゲームでブレークに成功。その後も強烈なサービスでキリオスの反撃を許さず、第1セットを先取する。
続く第2セットでも両者サービスキープが続く中、第11ゲームでキリオスが3本のダブルフォルトを犯した隙をついてブレークしたディミトロフが、第12ゲームでのサービング・フォー・ザ・マッチを取りきり、勝利を手にした。
26歳のディミトロフは今大会、初戦の2回戦で
F・ロペス(スペイン)、3回戦で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、準々決勝で
杉田祐一、準決勝で第14シードの
J・イズナー(アメリカ)、そして決勝でのキリオス戦と全試合ストレートで勝利してタイトルを獲得した。
今季、ディミトロフは1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)と2月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、ハード、ATP250)で優勝。
四大大会では、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4進出を果たした。
一方、敗れたキリオスはディミトロフと同じく初のマスターズ決勝進出を果たし、初優勝を狙っていたがあと一歩届かなかった。
今大会は、
A・マレー(英国)、
R・フェデラー(スイス)、
錦織圭らトップ10から7選手が怪我で欠場する波乱の大会となっていた。
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