テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日、女子シングルス準決勝が行われ、第14シードの
G・ムグルサ(スペイン)に1-6, 1-6のストレートで敗れた世界ランク87位の
M・リバリコワ(スロバキア)は、試合後の会見で「ムグルサのプレーには驚かされた。こんなに良かった彼女は見たことがない」と脱帽した。
>>ウィンブルドン対戦表<<これまでツアー4大会で優勝している元世界ランク31位のリバリコワは、昨年のウィンブルドン後、怪我によりツアーから離脱。今年2月の下部大会で復帰すると、世界ランキングを450位台から現在の87位まで戻した。
今大会は2回戦で第3シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)を破る金星をあげたリバリコワの快進撃は止まらず、準々決勝では第24シードの
C・バンデウェイ(アメリカ)をストレートで下して四大大会初のベスト4進出を果たした。
しかし、ムグルサとの準決勝は序盤から主導権を握られ「当然、このスコアで負けたくなかった。この大会では良いプレーが出来ていた。突然、何も出来なくなってしまった」と落胆した。
「フルセットの6-8とかで負けたと想像したら、それはそれで気が狂いそうかも。今日は接戦にならなかった。彼女(ムグルサ)は勝者に値する。次は絶対もっと良いプレーをしたい。ベスト4に入るとは想像もしなかったし、プリスコバを倒した。今、彼女は世界ランク1位の選手」
快進撃を見せた28歳のリバリコワは最後に「観客は最高だった。どの試合でも、そうだった。ここでのプレーをとてもエンジョイしていた。ムグルサの素晴らしいテニスを見たかもしれないけど、自分も良いプレーをしたかった。それでも観客は最高だった。本当に感謝している。とてもパワーをくれた」と述べた。
一方、2年ぶり2度目の決勝進出を果たしたムグルサは、決勝で9年ぶり6度目の優勝を狙う第10シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。
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