女子テニスのAEGONクラシック・バーミンガム(イギリス/バーミンガム、芝、WTAプレミア)は25日、シングルス決勝戦が行われ、第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が世界ランク77位で21歳の
A・バーティ(オーストラリア)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、昨年の強盗事件から復帰2大会目で優勝を果たした。
この日、27歳のクヴィトバは第1セットを落とすも、続く第2セットから反撃開始。ファーストサービスが入った時に80パーセントの確率でポイントを獲得してバーティを寄せつけず、ファイナルセットでも引き離して1時間47分で勝利を手にした。
現在27歳のクヴィトバは、昨年12月20日に自宅でナイフを持った強盗に襲われ、その襲撃を防ごうとした際に利き手の左手に大怪我を負った。
今年5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で公式戦へ復帰を果たし、初戦を白星で飾った。
今大会は、1回戦でラッキールーザーの
T・スミツコバ(チェコ共和国)、2回戦で
N・ブローディ(英国)、準々決勝で第5シードの
K・ムラデノヴィック(フランス)、準決勝で
L・サファロバ(チェコ共和国)、そして決勝でバーティを下してキャリア通算20度目のタイトルを獲得し、見事なカムバックを果たした。
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