女子テニスのマヨルカ・オープン(スペイン/マヨルカ島、芝、WTAインターナショナル)は20日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク74位の
尾崎里紗は元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)に3-6, 6-4, 6-7 (7-9)のフルセットで敗れ、初の2回戦進出とはならなかった。
>>錦織vsカチャノフ 1ポイント速報<<>>錦織らゲリー・ウェバーOP対戦表<<この試合は20日に行われたが、日没により21日に順延。前日、第1セットを先取された尾崎だったが、第2セットでは1度もブレークポイントを与えずこのセットを奪ってセットカウント1-1に。ファイナルセットではゲームカウント5-4とリードし、勝利まで1ゲームに迫っていた。
再開後、2度のブレークを許すと、最後はタイブレークで力尽きて2日間にわたる接戦をものにすることが出来なかった。
23歳の尾崎は今季、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTAプレミアマンダトリー)で大会初のベスト16に進出。大会後には女子プロテニス協会のWTAから「WTAブレークスルー・オブ・ザ・マンス」に選出され、世界ランキングでは自己最高の72位を記録した。
今季グランドスラム2戦目の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では、1回戦で世界ランク56位の
E・ブシャール(カナダ)に逆転で敗れ、四大大会初勝利をあげることは出来なかった。
一方、勝利したアザレンカは2回戦で、第7シードの
A・コニュー(クロアチア)と対戦する。コニューは1回戦で予選勝者の
O・ジャブール(チュニジア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
27歳のアザレンカは、昨年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA プレミア)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTAプレミアマンダトリー)で2週連続の優勝。その後は妊娠を発表して2016年7月からツアーを離脱し、12月に第一子を出産した。
出産後は復帰へ向けて練習と育児に励み、時折SNSで息子の写真や練習風景を披露。ワイルドカードで出場の今大会で、昨年の全仏オープン以来 約1年ぶりの公式戦に臨んでいる。
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