テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、第6シードのD・ティエムが世界ランク39位の
B・トミック(オーストラリア)を6-4, 6-0, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を果たした。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>全仏OP女子対戦表<<両者2度目の対戦となったこの試合、ティエムはトミックに1度もブレークチャンスを与えることなく圧倒。
第3セットの第5ゲームでは、トミックの前後左右に揺さぶるボールに対して、股抜きショットなどで食らいつき、最後はフォアハンドでパッシングショットを決め、会場は大歓声に包まれた。
このプレーで観客は大いに盛り上がり、これにはトミックもティエムを称えて拍手を送った。
その後も主導権を握り、1時間20分で勝利を手にしたティエムは、続く2回戦で
N・マウー(フランス)と予選勝者の
S・ボレッリ(イタリア)のどちらかと対戦する。
世界ランク7位のティエムは、昨年の全仏オープンで
A・ズベレフ(ドイツ)、
D・ゴファン(ベルギー)らを破ってグランドスラム初のベスト4進出を果たした。準決勝では、
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れている。
今シーズンは、2月のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)でタイトルを獲得。4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)と5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れるも準優勝を飾っている。
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