男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-2, 6-4のストレートで下して決勝進出を果たし、3年ぶり5度目の優勝に王手をかけた。ジョコビッチに勝利したのは、2014年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝以来3年ぶり。
>>ナダル決勝 1ポイント速報<<>>マドリッドOP対戦表<<>>錦織らBNLイタリア国際対戦表<<第1セット、ナダルが第1ゲームでブレークに成功。強力なストロークでジョコビッチからミスを誘い出して試合の主導権を握り、第3ゲームで再びブレークし、このセットを先取。
続く第2セットもナダルが第1ゲームで先にブレーク。その後、ブレークバックを許したが、最後まで集中力を切らさなかったナダルがリードを守りきって勝利し、ジョコビッチとの対戦成績を24勝26敗とした。
決勝では、第8シードのD・ティエムと世界ランク27位の
P・クエバス(ウルグアイ)の勝者と対戦する。
ナダルはマドリッド・オープンで過去4度(2005年は室内ハード)優勝しており、2013・2014年に大会史上初の2連覇を飾った。昨年は準決勝で
A・マレー(英国)にストレートで敗退。
今シーズン6大会目の決勝進出となったナダルは、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)に続き3大会連続のタイトルを狙う。
一方、敗れたディフェンディングチャンピオンのジョコビッチは、2年連続の決勝進出とはならなかった。
また、次週のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)には、ナダルが第4シードで、ジョコビッチが第2シードで出場。上位8シードは1回戦免除のため、2回戦から登場する。
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