男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は27日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
A・マレー(英国)が第16シードの
F・ロペス(スペイン)に苦戦するも、6-4, 6-4のストレートで勝利し、5年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
この試合、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が59パーセントと苦しんだマレーだったが、2度のブレークに成功して第1セットを先取。
第2セットも粘るロペスを前に苦戦したが、1度のブレークを死守して1時間49分の接戦を制した。
今回の勝利でマレーは、ロペスに負け無しの11連勝となった。
準々決勝では第10シードのA・ラモス=ヴィノラスと対戦する。両者は今回が2度目の対戦で、前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)3回戦では、マレーが6-2, 2-6, 5-7の逆転で敗れている。
マレーは今大会、出場招待を受け入れて急遽トーナメントに参戦。初戦の2回戦では、対戦予定だった
B・トミック(オーストラリア)が背中の負傷により棄権したため、戦わずして3回戦に駒を進めていた。
現在世界ランク1位に位置しているマレーだが、今季はここまで不調なシーズンを送っている。1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では、8年ぶりにベスト8を前に敗退。
ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権( アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)では優勝を飾ったが、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では1回戦、前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズでは3回戦敗退を喫していた。
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