女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)は27日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカードで出場の
M・シャラポワ(ロシア)が世界ランク43位の
E・マカロバ(ロシア)に7-5, 6-1のストレートで勝利し、ベスト8進出を果たした。
この試合の第1セット、互いにサービスキープが続いたが、シャラポワがわずかな隙をついて第12ゲームでブレークに成功しこのセットを先取。
続く第2セット、ファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得したシャラポワは、マカロバに1度もブレークポイントを与えず、1時間19分で勝利した。
準々決勝では、予選勝者の
A・コンタベイト(エストニア)と対戦する。両者は今回が初の顔合わせ。
昨年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)期間中に受けたドーピング検査で、禁止薬物であるメルドニウムの陽性反応が出たシャラポワは、当初2年間の出場停止処分を国際テニス連盟(ITF)から言い渡された。しかし、判決を不服とし、スポーツ調停裁判所(CAS)に控訴。その結果、15カ月の出場停止処分へ減刑されていた。
15カ月ぶりの公式戦となった今大会、シャラポワは1回戦で世界ランク36位の
R・ビンチ(イタリア)を7-5, 6-3のストレートで破り、出場停止処分からの復帰戦を白星で飾った。
一方、敗れたマカロバは今回の敗戦でシャラポワに7連敗となった。
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