男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は27日、シングルス3回戦が行われ、ラッキールーザーの
杉田祐一が第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)に6-3, 6-3のストレートで勝利し、大会初のベスト8進出を果たした。
この試合の第1セット、2回戦と同様に序盤から積極的に攻撃を仕掛けた杉田が第4ゲームで先にブレークに成功し、1度のブレークを守ってこのセットを先取。
続く第2セット、勢いに乗る杉田は第1ゲームでいきなりブレークに成功。試合の主導権を握った杉田は最後まで攻めきってリードを死守し、1時間17分で勝利を手にした。
準々決勝では第4シードのD・ティエムと対戦する。両者は今回が初の対戦。
杉田は今大会、予選決勝で敗退し一時は本戦を逃したが、第2シードの
錦織圭が右手首の負傷で欠場したため、ラッキールーザーとして大会初の本戦出場を果たした。
1回戦では元世界ランク5位の
T・ロブレド(スペイン)にストレート勝ち、2回戦では第9シードの
R・ガスケ(フランス)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で破る金星をあげて大会初のベスト8進出を果たした。
世界ランク91位の杉田にとっては、今大会が今シーズン初のツアー本戦となる。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)ではいずれも予選2回戦で敗れていた。
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