男子テニスのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は19日、シングルス2回戦が行われ、初優勝を狙う第1シードの
A・マレー(英国)が世界ランク28位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に7-5, 7-5と苦戦しながらも勝利し、5年連続の3回戦進出を果たした。
>>モンテカルロ対戦表<<上位シードは2回戦からの登場のため、この日が初戦だったマレーは、第1セット第1ゲームでいきなりブレークを許したが、その後2度のブレークに成功してこのセットを先取。続く第2セットもミスが目立ち主導権を握りきれなかったが、ミュラーのサービスゲームを2度破り、1時間55分で勝利した。
3回戦では、世界ランク24位のA・ラモス=ヴィノラスと対戦する。
モンテカルロ・ロレックス・マスターズには今年で9度目の出場。2009年と2011年に準決勝に進出しているが、いずれもクレーの絶対的王者である当時世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)に敗れている。
今季、ここまでマレーは13勝3敗。ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国 連邦/ドバイ、ハード、ATP500)では
F・ベルダスコ(スペイン)を破りタイトルを獲得。しかし、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で
V・ポスピシル(カナダ)に敗れ初戦敗退し、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000 )開幕前には右肘の故障を発表した。今大会が約1ヶ月ぶりの復帰である。
今大会の上位シード勢は第1シードにマレー、第2シードに
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードに
S・ワウリンカ(スイス)、第4シードにナダル、第5シードに
M・チリッチ(クロアチア)、第6シードにD・ティエム、第7シードに
JW・ツォンガ(フランス)、第8シードに
G・ディミトロフ(ブルガリア)。
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