男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は2日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)が第5シードの
R・ナダル(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、11年ぶり3度目の優勝を飾った。
>>マイアミOP対戦表<<37度目のライバル対決となったこの試合の第1セット、序盤からミスが目立ったフェデラーは、第1ゲームでいきなりブレークのピンチを迎えるもこれを死守。その後、両者サービスキープが続く展開になったが、フェデラーが得意のフォアハンドウィナーを決めるなどで第8ゲームでブレークに成功し、続く第9ゲームで危なげなくサービスキープしてこのセットを先取。
続く第2セット、勢いに乗るフェデラーが優位に試合を展開。ネットプレーなど積極的に攻め続けて第9ゲームでナダルのサービスを破り、1時間34分で勝利を手にした。
フェデラーは、今回の対戦でナダルとの対戦成績を14勝23敗とした。
今大会、フェデラーは1セットも落とすことなくベスト8に進出。準々決勝では
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に2本のマッチポイントを握られる崖っぷちに立たされるもフルセットで勝利し、
N・キリオス(オーストラリア)との準決勝では、すべてのセットでタイブレークにもつれる死闘を制して決勝まで駒を進めていた。
今回で全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に続き今季3度目のタイトル獲得となった。
一方、敗れたナダルは今回が5度目のマイアミ・オープン決勝だったが、初優勝を飾ることは出来なかった。
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