男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017(日本/神奈川県、ハード、ATPチャレンジャー)は3日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカードで出場の
上杉海斗(慶應義塾大学3年)は世界ランク187位の
伊藤竜馬に7-6 (7-3), 2-6, 6-7 (2-7)の逆転で敗れ、快進撃がストップした。
この試合の第1セット、両者3度のブレークからタイブレークへ突入し、ポイントを連取した上杉がこのセットを先取。しかし、続く第2セットでは1度もブレークチャンスを掴めずに落とし、セットカウント1-1に。
ファイナルセットでは2度ブレークに成功してマッチポイントを握るも、伊藤に挽回を許してこの試合2度目のタイブレークへ。その後、伊藤にポイント連取された上杉は挽回の糸口を見いだせず、2時間27分で敗れた。
上杉は今大会、1回戦で前週の島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)で優勝を飾った世界ランク186位の
内山靖崇を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破り、3日に順延となっていた2回戦で第6シードの
R・ベーメルマンス(ベルギー)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破る金星をあげてベスト8進出を果たしていた。
一方、勝利した伊藤は準決勝で、予選勝者のクォン・スンウ(韓国)と対戦する。クォンは、同日の準々決勝で第8シードのA・ウィッティントン(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
2015年の慶應チャレンジャーでは、
ダニエル太郎が
添田豪を4-6, 6-3, 6-3の逆転で破って大会初優勝を飾った。
また、慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017は、今回より新たに女子ITF25,000ドルの大会も開催される。女子本戦は2017年3月6日(月)から12日(日)にかけて行われる予定。
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