男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス2回戦が行われ、1回戦で第1シードの
錦織圭を6-4, 6-3のストレートで破る金星をあげた世界ランク76位の
T・ベルッチ(ブラジル)は同85位の
T・モンテイロ(ブラジル)(ブラジル)に6-7 (8-10), 6-3, 3-6のフルセットで敗れ、3年ぶりのベスト8進出とはならなかった。
>>リオ・オープン 対戦表<<第1セット、両者ともに1度ずつブレークに成功する譲らぬ展開となるが、ベルッチはタイブレークに敗れてこのセットを落とす。
続く第2セットではファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得したベルッチが、第8ゲームでブレークに成功して最終セットに突入。
迎えた最終セット、ベルッチは第2ゲームで先にブレークを許すと、その後も挽回することができず敗れた。
ベルッチは1回戦で、地元の声援を背に躍動。第1セットでは錦織に1度もブレークチャンスを与えずセットを先取すると、続く第2セットでもストロークを軸に試合の主導権を握って1時間19分で勝利していた。
29歳のベルッチは、これまで4度のツアータイトルを獲得しており、そのいずれもがクレーコートでの優勝。2010年には世界ランキングで自己最高の21位を記録した。
今季はアピア国際(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)と全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では1回戦敗退となったが、エクアドル・オープン(エクアドル/キト、レッドクレー、ATP250)ではベスト4に進出した。
勝利したモンテイロは、準々決勝で世界ランク207位でワイルドカードで出場の
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは1回戦で
R・デュトラ・シルバ(ブラジル)、2回戦で
R・カルバレス バエナ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
今大会は第1シードの錦織、第3シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、第6シードの
D・フェレール(スペイン)、第7シードの
P・ロレンジ(イタリア)、第8シードの
J・ソウサ(ポルトガル)らシード勢が相次いで敗退する波乱が起きている。