女子テニスツアーのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(UAE/ドバイ、ハード、WTAプレミア)は22日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)が昨年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)金メダリストの
M・プイグ(プエルトリコ)に6-2, 6-3のストレートで勝利し、大会初のベスト8進出を果たした。
この試合、ケルバーはプイグに5度のブレークポイントを握られるもこれを全て死守し、自身は4度のブレークに成功して1時間5分で勝利した。
準々決勝では、19歳で世界ランク36位の
A・コニュー(クロアチア)と対戦する。両者は今回が2度目の顔合わせで、2015年のバンク・オブ・ウエスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、ハード、WTA プレミア)2回戦では、ケルバーが6-4, 6-3のストレートで勝利している。
昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でタイトル獲得し、世界ランク1位の座に上り詰めたケルバーだったが、今季は苦しい滑り出しとなっている。
第1シードで臨んだ全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では、4回戦でノーシードの
C・バンデウェイ(アメリカ)にストレートで敗れ、大会後には
S・ウィリアムズ(アメリカ)に女王の座を明け渡した。
さらに前週のカタール・トータル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTAプレミア)とアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、ハード、WTAプレミア)では、共に19歳の
D・カサキナ(ロシア)に敗れて初戦で姿を消した。
一方、敗れたプイグは昨年のリオデジャネイロ・オリンピックではノーシードから
G・ムグルサ(スペイン)や
P・クヴィトバ(チェコ共和国)らを破る快進撃を見せ、決勝ではケルバーを下してプエルトリコ人として初の金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
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