男子テニスツアーのエクアドル・オープン(エクアドル/キト、レッドクレー、ATP250)は12日、シングルス決勝が行われ、36歳の
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)が第3シードの
P・ロレンジ(イタリア)に6-7 (2-7), 7-5, 7-6 (8-6)の逆転で勝利し、3連覇を成し遂げた。
この試合、ロレンジに17本のサービスエースを決められたエストレージャ=ブルゴスだったが、トータル3本のブレークチャンスを全て活かして2時間33分の激闘を制した。
エストレージャ=ブルゴスは、2002年にプロ転向後、これまで3度のタイトルを獲得しており、そのいずれもがエクアドル・オープンでの優勝となっている。2015年7月には自己最高の世界ランク43位を記録した。
今大会は、2回戦で第1シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)に3本のマッチポイントを握られる絶体絶命の状況から勝利。準決勝では第4シードの
T・ベルッチ(ブラジル)にストレートで勝利するなど、シード勢を次々に下して偉業を達成。
一方、敗れた35歳のロレンジは、キャリア通算2度目のタイトル獲得とはならなかった。ロレンジは、34歳と7カ月で昨年のジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビューヘル、レッドクレー、 ATP250)でキャリア初優勝を飾っており、ATPツアーで初優勝を飾った最年長記録を保持している。
ロレンジが記録を更新する前は、34歳と6カ月で初のタイトルを獲得したエストレージャ=ブルゴスがATPツアーで初優勝を飾った最年長の選手だった。
■関連ニュース■
・初優勝の34歳 最年長記録達成・ドミニカ人 初のツアー連覇・34歳7カ月でATPツアー初優勝