女子テニスで世界ランク4位まで上り詰めた46歳の
伊達公子は18日、契約を結んでいるテニス用品メーカー ヨネックス株式会社主催のトークショーに登場し、現在開催中の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初戦突破を果たした19歳の
大坂なおみについて「追い込まれてからの勝負強さ、10代にしては頼もしいなというところが彼女にはあります」と称賛した。
>>大坂vsコンタ 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<17日に行われた全豪オープン1回戦で、世界ランク48位の大坂は同183位の
L・クムクーム(タイ)を6-7 (2-7), 6-4, 7-5の逆転で下して2回戦へ進出した。この試合をテレビで見ていた伊達は「(大坂がブレークする前に)何度か一緒に練習したりしてたんですけど、その時に比べて安定力もあります。もちろん、パワーも勝っています」
「最後までどっちに転んでもおかしくない状況の中で、彼女(大坂)がやっぱり打ちきって、攻めきった。引くことなく取りきった試合だったかなと思います」と大坂を褒め称えた。
また、男子シングルスで
西岡良仁も予選勝者の
A・ボルト(オーストラリア)を6-4, 1-6, 6-2, 6-4で下して全豪オープン初勝利をあげた。2回戦で西岡は第13シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、大坂は第9シードの
J・コンタ(英国)と対戦する。
両者ともに格上の選手と対戦することについては「1試合1試合が、ものすごくいい経験になります。やはりグランドスラムは特別感があるので、1つ1つかなり緊張感があり、会場の雰囲気というものが格別の中での試合となる。ましてや、1つ勝った後の2回戦、その次となっていくほどレベルは上がっていくので楽しみですね」と期待を寄せた。
伊達は、昨年の全豪オープン予選1回戦で敗退した後、左ひざ半月板軟骨の故障を理由にツアーを離脱し、現在復帰に向けてリハビリを行っている。この1年間を振り返り「ちょうど1年ぐらいになるんですけど、約1年経ってやっとほぼ痛みを感じないで、どの動きもできるようになりました。今1番怖いのは、後ろに下がりながらのジャンピングスマッシュ」と明かした。
この日は、ヨネックスの新ラケット「ASTREL」が披露された。自身も試打したラケットについては「1番は(ボールの)飛びが良い。オフショットになっても(スイートスポットを外しても)しっかりボールが飛んでいってくれるのが1番のポイントではないかなと思う」と語った。
■関連ニュース■
・錦織 初戦に比べ「よかった」・大坂なおみ「負けたくなかった」・西岡良仁 初の全豪2回戦へ