16日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は9日、異色の経歴を持つ世界ランク82位の
J・ミルマン(オーストラリア)が臀部の怪我で大会を欠場し、ミルマンの代わりに同101位の
J・ドナルドソン(アメリカ)が出場することを発表した。
現在27歳のミルマンは、2年前に肩を負傷して一時ツアーを離脱。世界ランキングは1,100位台にまで落ち、当時お金を稼ぐために地元オーストラリアのブリスベンでサラリーマンとして働き、生計を立てていた。しかし世界で戦うことを諦め切れず、現役続行を決意。
過去の全豪オープンは、2013・2015・2016年に本戦に出場。最高成績は昨年のベスト32で、この時は
B・トミック(オーストラリア)にストレートで敗れた。
一方、ミルマンに代わり出場するドナルドソンは、男子プロテニス協会のATPが発表した次世代の注目選手「ネクスト・ジェネレーション」に選ばれている20歳。グランドスラム本戦出場は、予選を勝ち抜いて3回戦進出を果たした昨年の全米オープンに続いて2度目となる。
前週のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)では予選2試合を勝ち抜き本戦に出場。2回戦では世界ランク5位の
錦織圭から第1セットを奪う健闘を見せた。
また、今シーズンから元世界ランク7位の
M・フィッシュ(アメリカ)をコーチとしてチームに招き入れている。
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