女子テニスで世界ランク8位の21歳
M・キーズ(アメリカ)は23日に自身のツイッターで、かつてコーチとして指導を受けていた元世界ランク1位の
L・ダベンポート(アメリカ)を再びコーチとしてチームに招くことを明かすと同時に、来月開催される全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を欠場すると、女子プロテニス協会のWTAが発表した。
2015年にキーズはダベンポートをコーチにつけていたが、全豪オープンで自身初のグランドスラム4強入りを果たした。その際、キーズは
P・クヴィトバ(チェコ共和国)や
V・ウィリアムズ(アメリカ)を下す活躍を見せていた。
しかし、そのシーズンが終わると同時にツアースケジュールの問題からダベンポートとの関係に終止符を打っていた。
2017年から再びダベンポートをコーチとして招くことをツイッターで明かしたキーズだが、同時に2人のコンビが公の場に姿を現すのはしばらく先になることも綴っていた。
キーズはそのツイッターで来月開催される全豪オープンを、オフシーズンに受けた手首の関節鏡手術の治療を理由に欠場することも明かした。今月初旬に発表になった開幕戦や全豪オープン前哨戦のエントリー・リストには、キーズの名前がどこにも載っていなかった。
今シーズンは自身のテニス・キャリアで最も安定した成績を残したシーズンとなったキーズ。世界ランク8位でシーズンを終え、10月に行われた女子ツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ(シンガポール、ハード、ツアー最終戦)に初めてノミネートされた。
しかし、シーズン終了と同時にそれまでコーチだったT・ホグステッドとの関係を性格の不一致を理由に終わりにしていた。
キーズは親しい友人であり、キーズの特徴であるパワフルなテニスへ鋭い洞察力のあるダベンポートを再び師匠として共にツアーをまわることを決断した。
以下、キーズがツイッターで出したコメント。
皆さん、こんにちは。幸せなクリスマスを送っていることを願います。また良いニュースと悪いニュースをご報告します。
良いニュース(とても驚きですが)は、リンゼイ・ダベンポートがまた私のコーチになります。かつて私を素晴らしい成績へ導いてくれたリンゼイとまた共に戦っていくことに興奮していますし、最高のチームが作れると思います。
悪いニュースは、2017年の全豪オープンへ出場するための準備が万全ではないということです。ツアー最終戦が終わった3日後に、左手首に簡単な関節鏡手術を受けました。手術は短時間で終わり、腱の問題もなく上手くいきました。
リンゼイと共にオーランドにある全米テニス協会で数週間練習をしていますが、復帰を急ぐことは避けたいし、コートで最高のパフォーマンスが出来るように万全な準備が出来るまでじっくり時間をかける必要があります。
すぐに復帰出来ると思っていますし、またコートで戦える日が待ち遠しいです。
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