男子テニスで元王者の
N・ジョコビッチ(セルビア)は7日に自身のフェイスブックを更新し、イギリス人選手で初の世界ランク1位へ上り詰めた
A・マレー(英国)に「おめでとう。君は本当に相応しいし、本当に努力し続けた」と称賛した。
ジョコビッチは2014年の7月7日から122週連続で世界ランク1位の座を守り続けてきたが、前週のBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)では準々決勝敗退を喫し、マレーが決勝進出を果たした時点で、2年ぶりの2位後退が決まった。
続けて、ジョコビッチはマレーへ「ここまでの努力と情熱が実を結んだ。そして、君と同じ時代を過ごせて本当に嬉しく思う」と綴っている。
最後に自身のファンへ「いつも応援してくれてありがとう。一生懸命練習をしているから、またロンドンで会おう。厳しいチャレンジになればなるほど、自分はいつも勝負師になる。数日後にまた会おう」と最終戦であるATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)での復活を誓った。
ATPワールドツアー・ファイナルズではM・ラオニチ、
G・モンフィス(フランス)、D・ティエムのグループ・ イバン レンドルに入り、5連覇と6度目の優勝を狙う。
マレーは
錦織圭、
S・ワウリンカ(スイス)、
M・チリッチ(クロアチア)のグループ・ジョン マッケンローに入った。
29歳のジョコビッチはこれまで通算66大会で優勝しており、マスターズでは歴代最多30勝を誇る。
今年は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で史上8人目の生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)達成の快挙を成し遂げたが、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で3回戦敗退、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では初戦で姿を消した。
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