男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク28位の
V・トロイキ(セルビア)を6-2, 7-5のストレートで下し、2007年にプロ転向してからツアー通算300勝を達成すると同時に、5年連続のベスト16進出を果たした。
>>BNPパリバ・マスターズ対戦表<<2008年のデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード)でツアー初優勝を果たし、これまで通算12大会で優勝している26歳の錦織は、前週のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)決勝で敗れるも準優勝を飾り、世界ランキングでは自己最高タイの4位へ返り咲いている。
この日は強烈なサービスを放つトロイキに対して鋭いリターンエースを決めるなどで第5・第7ゲームでブレークに成功し、第1セットを先取。
第2セット序盤はブレーク合戦となるも、錦織は第3・4ゲームを連取。その後、第6ゲームでブレークバックを許したが、第11ゲームで再びトロイキのサービスゲームを破り、自身へ流れを引き戻してストレートで勝利した。
両者は今回が6度目の対戦で、錦織の5勝1敗。2010年の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)1回戦で敗れてから5連勝とした。
3回戦では、第11シードの
JW・ツォンガ(フランス)とA・ラモス=ヴィノラスの勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で第4シードのM・ラオニチ、準決勝で第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせ。
マスターズ初優勝を狙う錦織は今年のマイアミ・オープン(アメリカ/ マイアミ、ハード、ATP1000)とロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)で決勝へ進出したが、いずれも世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。
昨年のパリ・マスターズではジョコビッチがマレーを下して3連覇を飾った。錦織は
R・ガスケ(フランス)との3回戦で棄権した。
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