男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第5シードの
D・ゴファン(ベルギー)を7-5, 6-3のストレートで下して8強入り。この結果、第3シードの
錦織圭は、準々決勝でリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)銀メダリストのデル=ポトロと対戦することが決まった。
>>スイス・インドア対戦表<<両者は今回が5度目の対戦で、2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)準々決勝以来の顔合わせ。過去4連敗の錦織は、全試合ストレートで敗れている。
今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では練習をする間柄で、その際に両者は準決勝で対戦する可能性があった。しかし、デル=ポトロが準々決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れたため、それは実現しなかった。
全米オープンの時に、錦織はデル=ポトロの強烈なフォアハンドを警戒するコメントをしていた。
今大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場のデル=ポトロは、2009年の全米オープンでグランドスラム初優勝。近年は手首の怪我でツアーを離脱していたが、今年2月に復帰。リオデジャネイロ・オリンピックでは初戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)、準決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り銀メダルを獲得。
さらに国別対抗戦デビスカップ準決勝 イギリス対アルゼンチン(スコットランド/グラスゴー、インドア・ハード)では
A・マレー(英国)を破り、アルゼンチンの決勝進出に貢献。
前週のイフ・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、ハード、ATP250)では2014年1月のアピア国際シドニー(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)以来の優勝を飾り、キャリア通算19勝目をあげた。世界ランキングも42位へ浮上している。
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