男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)は26日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
錦織圭が世界ランク38位の
P・ロレンジ(イタリア)を7-6 (7-3), 6-2のストレートで下し、5年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
>>スイス・インドア対戦表<<第1セット、錦織は6度のブレークチャンスを握るも、ネットプレーや得意のドロップショットなど合計19本のミスを重ねてしまい、タイブレークへ突入。その後、最後は鮮やかなバックハンドのパッシングショットを決め、雄叫びをあげて第1セットを先取。
第2セットは徐々に本来の調子を取り戻した錦織が第3ゲームでブレークすると主導権を握り、粘り強い34歳のロレンジをストレートで振り切った。
両者は今回が2度目の対戦で錦織の2連勝。2013年のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、ハード、ATP1000)でも錦織がストレートで勝利していた。
準々決勝では第5シードの
D・ゴファン(ベルギー)、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、
R・ハーセ(オランダ)の勝者と対戦する。
錦織は24日に行われた1回戦で世界ランク77位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を7-5, 6-1のストレートで下し、10月上旬の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で痛めた臀部の怪我からの復帰戦を白星で飾った。
準決勝で対戦する可能性があった第2シードのM・ラオニチと第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)は初戦で姿を消している。
2011年のスイス・インドアでは、
N・ジョコビッチ(セルビア)らを破り決勝進出。
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝を果たした。
昨年は、決勝でフェデラーが
R・ナダル(スペイン)をフルセットで下し、2連覇と7度目の優勝を飾った。
また、錦織は11月13日に開幕するATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)に3年連続の出場が確定している。
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