男子テニスの楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)は大会3日目の5日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)が元世界ランク7位の
F・ベルダスコ(スペイン)を4-6, 7-5, 7-5のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。
>>楽天OP対戦表<<第1セット、第3ゲームで先にブレークを許したチリッチは、ブレークバックすることができずゲームカウント4-6でこのセットを落とす。
続く第2セット、チリッチは第1ゲームをいきなりブレークされ出だしでつまずくも、ブレークバックに成功しベルダスコに食らいつく。その後、チリッチのリードで迎えた第12ゲーム、ドロップショットなどでベルダスコのミスを誘いブレークに成功。勝負の行方はファイナルセットへ。
迎えたファイナルセット、勢いに乗るチリッチは長いデュースを制し、第4ゲームでブレークに成功。ゲームカウント4-2とリードを広げたチリッチだったが、ミスが続いて第7ゲームでブレークバックを許し、振り出しに戻る。
互いにキープが続き迎えた第12ゲーム、チリッチはこのセット2度目のブレークに成功し、2時間18分に及ぶ接戦を制した。
両者は今回が12度目の対戦で、チリッチの7勝5敗。
勝利したチリッチは2回戦で
J・モナコ(アルゼンチン)と
J・ダックワース(オーストラリア)の勝者と対戦する。
また、同日に行われた第1シードの
錦織圭(日本)と世界ランク34位の
J・ソウサ(ポルトガル)の2回戦は、錦織が第1セットのゲームカウント4-3の時点で腰の痛みにより途中棄権し、5年連続のベスト8進出とはならなかった。
>>錦織vsソウサ 試合詳細<<
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