男子テニスツアーの成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)は30日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク101位の
K・カチャノフ(ロシア)が第4シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで破り、ツアー大会初のベスト4進出を果たした。
この試合、カチャノフはトータルで10本のサービスエースを決めてロペスに1度もブレークチャンスを与えず、自身は2度のブレークに成功して1時間13分で勝利した。
準決勝では、第6シードの
V・トロイキ(セルビア)と
K・アンダーソン(南アフリカ)の勝者と対戦する。
現在20歳のカチャノフは、今大会1回戦で第7シードの
J・ソウサ(ポルトガル)、2回戦で
A・マンナリノ(フランス)を破っての勝ち上がり。
男子テニス界の次世代を担う選手として、
N・キリオス(オーストラリア)や
A・ズベレフ(ドイツ)、
西岡良仁(日本)らと共に今年の「ネクスト・ジェネレーション」に選ばれた若手選手で注目のカチャノフ。
今年の全米オープンでは予選3戦を勝ち抜き、グランドスラム初の本戦出場。1回戦で
T・ファビアーノ(イタリア)を下し、2回戦では
錦織圭(日本)から1セットを奪うなど苦しめるも4-6, 6-4, 4-6, 3-6で敗れた。
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